大学教育関係者よ聞け!現役法学部一年生が語るオンライン講義のデメリット
皆さんこんにちは!現役法学部一年生マロマロです。
今回は炎上系Youtuberみたいな題名ですが、前回のオンライン講義のメリットに関する記事の続き、「オンライン講義におけるデメリット」について検討していきたいと思います。
前回の記事にオンライン講義のある程度の概要とメリットについてまとめていますので、まだ読んでないという人はぜひチェックしてみてください。
今年度オンライン講義を経験してみて、自分なりのメリットについてまとめてみました。暇な方はぜひご覧&感想ください。#はてなブログ https://t.co/puBfJcoI6y
— Ryu (@AGU_daigaku_you) 2021年2月2日
1.オンライン講義のデメリットについて
1)通信環境に大きく依存する
第一の点は、「通信環境に大きく依存する」という事です。
やはり、常にネットワーク上で講義を受けたり、課題を提出したりするので、通信環境はかなり重要となってきます。
私自身、オンライン講義が始まるまで、パソコンもろくに触ったことのなかった人間なので、通信環境の設定なんて以ての外でした。そのため、初期は音声が聞こえないだのなんだのと大苦戦した覚えがあります。
自分自身の技量のなさ以外にも、機材の問題もあります。古いWi-Fiルーターを使ってると通信が切れるなんて日常茶飯事で、特に発言が要される語学系の講義は本当に大変でした、、
もちろん通信環境は私たち以外にも、先生の皆さんの通信環境によって大きく変わります。講義によってはしょっちゅう音声が途切れたり、講義自体うまくいかなかったりとなかなか大変だったと思います。
大学からは機材準備費が出ましたし、国の持続化給付金もあったので、機材が買えないという人はいなかったと思いますが、それでも多分全部そろえるには少し難しかったのではないかな~と思います。
特に、致命的なのは…
授業後援サイトとWeb会議システムのサーバーダウン
これをやられると学生も教員もどうしようもありません…。つまるところ、私たちの金で解決できるような機材の問題以外にも、私たちじゃどうしようもない通信環境問題もあるという事です。
上記にかがけたような通信障害が発生すると、課題の提出、発言を要する講義が難しくなる、テストを受講者全員同時に出来ないなどの諸問題が発生します。
来年度も対面ができるかわからないし、最低限ハイブリッド型にはなりそうなので、「通信環境の改善」と、「機材の調達」は済ませておくべきでしょう!
個人的には、どうせまたオンライン講義なんだろうと思ってますけどね
以上、第一の点は、「通信環境に大きく依存する」でした!
2)友達出来ないっす…
これはオンライン講義における弊害なのか?と疑問を感じざるを得ませんが一応紹介します。第二の点は「友達出来ない問題」です。まぁ正確に言うと、「ネッ友」と、「課題確認しあうだけの仲間」ができます。
この要素にはかなり個人差があります。例えば、ウェイサー、飲みサーに入って「コロナ関係ねぇー!うぇーい!」ってなっている人は無関係です。主に、「コミュ障」、「真面目に自粛している人」、「地方に残留している人」等に当てはまります。
上記のような人たちが順当に友達を作るために、重要なターニングポイントは各種行事と講義です。かかる場において、たまたま隣になった人に、
「ティッシュ持ってる?」とか
「ペアになったね!よろしく!」みたいな
他愛もない挨拶や、世間話から始まる交流があります。
しかし、オンライン講義ではそういった交流はなかなかなく、あったとしても、ごく一部の講義だったり、交流できたとしてもその場限りだったりすることが多いです。
特に「オンデマンド型」や「自己学習型」の講義ばかり取っていた人はほぼ交流の機会はなかったでしょう。
そういった一時的関係や、ネッ友から出会い系みたいな交流を経て友達になる人もいるでしょうけど、ご時世も相まってなかなか厳しいものがあるでしょうね。
つくづく情弱に厳しい大学のコミュニティですが、同じ講義だった人や、課題聞きあうだけだった人に久々にLINEやDMをして、関係性は保つことをおススメします!
以上、第二の点は、「友達ができにくい」でした!
3)課題が多すぎる
学生達に「オンライン授業で大変だったことは?」と問えば、おそらく一番多く返ってくる返答でしょう。第三の点は「課題が多すぎる」という事です。
大きな理由はコロナ禍による大学閉鎖です。
一つの場所に学生たちが密集し、テストを行うのはあまりに感染リスクが高く、テストができない以上、日々の課題や最後のレポートで講義理解度を図る他ありません。
数個の授業ならまだしも、運の悪い人はほぼ全ての授業で毎回課題が課されるなんてこともざらにあったことでしょう。そう、問題なのは「数」なのです!!更に、質の高さを維持なんて考えた始めたのなら、自分の時間はほぼ全て課題に持っていかれることでしょう。
確かに、一年生という事もあり、容量の悪さや経験の問題もあったかもしれませんが、それでも体感的にはかなり多かったイメージがあります。
また、問題なのは学生だけでなく教職員の方々も影響を被るという事です。
先生方の本職は教員ではなく、研究者ですから、本来ならもっと自分の研究や論文、本の執筆等に時間を割きたかったはずです。
しかしながら、我々学生の課題を毎回毎回採点しなければいけない仕事が増えてしまいました。それ故に、本来使いたかった時間はすべてそちらに持っていかれてしまい、全然学術的活動ができなかった!というのもざらだったと思います。
「互いにストレスを溜めまくった挙句、バチバチの雰囲気になった」なんて講義もあったのではないでしょうか??
解決策として、秋学期からは双方向の講義を担保できる「リアルタイム型」講義が増えたことや、課題提出期限が延びたという授業もあったと思いますが、それでも改善されたかどうかは個人差があったことでしょう。
来年度はこの課題地獄がどう変化するかは不明ですが、この現状をぜひ教育機関には理解していただきたいところですよね…
「学生の本業は勉強」なんて言いますけど、心的余裕は必要だと私は思いますけどね、、
以上、第三の点は、「課題が多すぎる」でした!
4)健康的支障をきたす
第四の点は「健康的支障をきたす」という事です。
言わずもがなだと思いますが、オンラインですので、常に座りっぱなし画面を見っぱなしです。なので、体は痛くなるし、目は疲れるしで大変です。
一見、「座りっぱなしは対面でも変わらないのでは?」と思われるかもしれませんが、巣ごもりである以上、意識的に動かなくては体を動かすことはまずないでしょう。
対面講義であれば、否が応にも通学等で動かないといけないので体は動かせるんですけどね…。久々に外出するなんてした日には、翌日筋肉痛が襲い掛かってきます。
身体的問題以外にも、寝不足等の問題もあります。課題が多い以上、課題に割く時間の割合が多くなり、バイト等をかけ持っている人達は徹夜でこなすなんてこともざらだったでしょう。
若いとはいえ、睡眠時間を欠かせば質の良いパフォーマンスはできませんし、コロナじゃないにしても、体調を壊しかねません。
もし来年以降もオンラインになるという事になれば、「意識的に体を動かすこと」と、「無理せず睡眠時間は確保する」という事を強くオススメします。
勉強も大事ですけど、自分の健康が一番大事ですからね!
以上、第四の点は、「健康的支障をきたす」でした!
5)大学設備が使えないor使いにくい
第五の点は、「大学設備が使えないor使いにくい」です。
一時期Twitterなどでも話題に上がりましたが、満額の設備利用費を払っているにも関わらず、大学が閉鎖したことにより、私たちは大学の設備をほぼ使っていません。
私たちの大学では辛うじて、後期からは図書館が利用できましたし、大学にも入ることはできましたけど、地方等に残留している方々は使ってもないのに利用費を持っていかれている現状です。
大学側は「未来への投資だから~」と言いますし、一部の人は「どうせ大学の卒業資格もらうための投資なんだから黙って払え。」とか言いますけど、どれもこれも正当な理由とは到底言えないと思います。こういった答えに納得する方がむしろ不自然。
ならせめて光る学費だけでも返してほしい!
というのはさておき、とりあえず必要最低限の分はいいですから、使わない予備費とか無駄な資金とかは返して欲しいというのが本音ですよね。
一時期学費返還運動とかで署名集めてた人もいましたけど、その結果はどこへやらって感じが現状です。
ぶっちゃけお前の承認欲求満たすためだけの自己満だったんだろっ!って突っ込みたくなるような体たらくです。
まぁ、大学運営側も赤字云々と腹にあることがあるんでしょうし、いっそのこと腹割って話してもらった方がまだ納得できるって感じです。
以上、第五の点は、「大学の設備が使えないor使いにくい」でした!
2.おわりに
いかがでしたでしょうか?
まとめると
- 通信環境に大きく依存する。
- 友達ができにくい。
- 課題が多すぎる。
- 健康的支障をきたす。
- 大学設備が使えないor使いにくい
でした!
これ以外にも、皆さん思うところがあると思います。
ぜひ自らの心のうちにとどめるだけでなく、大学等に意見を送ってみてください!
次回以降は、「オンライン講義と対面講義が共存するには?」といったテーマでまとめてみたいな~と考えています。
良ければ、ブックマーク、シェア等よろしくお願いします。
最後までお付き合いありがとうございました!それではまた👋